2002年7月26日(金)~9月1日(日)
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
月曜日休館
観覧料:一般400円(団体400円)
高・大生300円(団体240円)
小中性200円(団体160円)
成羽町美術館
NARIWA MUSIUM
〒716-0111岡山県川上郡成羽町下原1068-3
TEL.0886-42-4455
http://www.nariwa.ne.jp/museum/
紫陽花が、美しく映える季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
岡山県に倉敷市にある大原美術館といえば、西洋近代絵画の収集に奔走した洋画家、児島虎次郎と、パトロンであった大原孫三郎によって、その基礎がつくられたことが、知られていますが、倉敷に近い成羽町に、児島虎次郎の遺徳をしのび、1953年、成羽町美術館が開館しました。その後移転を経て、1994年、建築家 安藤忠雄氏設計による美術館が、新築開館しています。
さて、このたび縁あって、同館において、『シルクロードの心を描く』をテーマにした「吉永邦治の世界」が企画され、催される運びとなりました。(7月26日~9月1日)
大きくて広い空間のある美術館での作品展です。どのような雰囲気がつくられるだろうかと、自分でも楽しみです。暑い盛りの頃ですが、もしも岡山に行かれる機会でもございましたら、お立ち寄りいただき、ご高覧賜りますればと、ここにご案内申し上げます。
2002年 初夏
吉永邦治
シルクロードの心を描く
―オリエントから日本まで―吉永邦治の世界
若き日、私は西洋へ遊学したが、その帰路たまたまインドに立ち寄ったことがきっかけとなって、東洋世界へ大きく足を踏み入れてしまった。
遙かなる道・・・シルクロード
吉永先生は過去30年にわたって、「飛天」を訪ね、東洋各地の遺跡や石窟寺院を行脚され、飛天をはじめ、それぞれの地の風土や人物を描き続けておられます。
今展では、「シルクロード」をテーマとした「吉永邦治の世界」を紹介します。シルクロードの民の夢いに一歩でも地がづき往時の人々に思いを込めて描かれた約60点の絵により、悠久の大地、いにしえの人々の心を感じていただければ幸いです
吉永邦治 Kuniharu Yoshinaga
1944年 鹿児島県川内市に生まれる。
桑沢デザイン研究所に学び、ドイツ遊学。
その後高野山大学に入学、山本智教博士に東洋美術、仏教美術を学び、高野山大学文学部仏教学科卒業。
絵画を山口長男氏に師事し東洋各地の風土や人物を描き続ける。
一方、「気まぐれ美術館」(新潮社)著者である洲之内徹氏と出合い、彼の主催する現代画廊にて、インド、シルクロード、中国、日本各地を描いた作品の個展を開き、その度に多大なる影響を受けた。
大学時代より、飛天を求め、インドをはじめ、シルクロード各地、血べと、中国、東南アジアを旅し数え切れないほどの飛天を描くとともに、研究を深め、「飛天の道」(小学館)など著書多数。講演会も各地で催されている、現在、大谷女子短期大学助教授。
明石市在住。
■吉永邦治氏によるギャラリートークのお知らせ
7月26日(金) 開会式(午前10時~)に引き続いて
8月18日(日) 午後2時~
[googlemap lat=”34.780704″ lng=”133.536675″ align=”undefined” width=”300px” height=”150px” zoom=”16″ type=”G_NORMAL_MAP”]成羽町美術館[/googlemap]
- JR岡山駅(伯備前線50分)→備中高梁駅
備北バス(成羽方面行15分)→成羽停留所下車 - 山陽自動車道 岡山総社ICまたは笠岡IC約50分
- 岡山空港から車で60分